財務諸表の見方~経営指標用語編~PERとは?
日付:2016年01月22日

経営指標や株式投資の時によく見かける指標だと思います。ただ、詳しくは知らない方が多いのではないでしょうか??本当の意味についてはお伝えしていきます。
PERとは、株価収益率のことであり、株価が1株当たりの純利益の何倍まで買われているのかを表しています。
PERで、現在の株価が安いのか、高いのかを見分けることができ、会社の収益力をはかるための指標ともなります。
PER=株価÷1株当たり当期純利益
PER=時価総額÷当期純利益
(Ex)株価が2000円で、1株当たりの純利益が200円だった場合
PER→2000÷200=10倍
今の状態だと2000円の元手で投資した場合、10年かけて2000円を取り戻すことができます。
よって、倍率が低いほど早くお金を回収できることになりますね。
一般的に10倍未満だと、人気がない株価で割安感があり、20倍以上だと人気銘柄で割高感があるとされています。
PERを計算式から見ると、株価が下がれば、PERも下がりますし、逆に、株価が上がれば、PERも上がります。
そして、純利益が前年より増えれば、PERを下げる要因となり、純利益が前年より減れば、PERを上げる要因になるということです。
PBRについて少しばかりご理解いただけましたでしょうか? また経営指標用語については、タイミングを見てお伝えしていこうと思います。
本日はここまでです。